農家で働きたい!サラリーマンから憧れの農家に転業するには?

農家で働くことに興味がありますか?

農家を継ぐのが嫌でサラリーマンになるのとは逆のパターンで、
銀行員や商社マンから農業を始めたりするサラリーマンがなぜか増えています。

サービス残業や休日出勤は当たり前とか、中には過労死ラインとも言われている、
月80時間以上の残業を強いる会社も存在しています。

月の80時間以上の残業とは仮に月に20日間の出勤とすると、1日に4時間以上の残業をする計算になります。

これに土曜日や日曜日の休日出勤が加われば、やがて脳や心臓などに異常が現れ過労死の前兆が起きます。

今や「KAROSHI」は英語の辞書にも掲載されていて、「SUSHI」や「RMMEN」と同様に外国でも通じる日本語の一つです。

もともと人間は日の出と共に働き始め、日が沈むと仕事を止め帰宅する生活を長く行ってきました。

しかし近年では人のライフスタイルも大きく変化し、
ストレス社会とも言われるぐらい多くのストレスに囲まれて私たちは生活しています。

そんな中でこれまでは若者からは嫌われていた農業に魅力を感じ、脱サラで農業を始めるサラリーマンが注目を集めています。

満員電車で会社に通勤するようなサラリーマン生活にうんざりして、
自然のなかでもっと人間らしい生活を送りたいと考えるのも分かる気がします。

そこで今回はサラリーマンから農家に転業には、具体的にどのようにすればいいのか詳しく検証してみます。

農家になるには具体的にどうすればいいのか


農家になるためには農協に加入したり、特に農家になるための資格などもありません。

農協は通称JAと呼ばれていますが正式名称は農業協同組合で、
農業生産力の増進と農業者の経済的および社会的地位の向上を図る目的で作られました。

また農協に加入している農家の多くは米作農家ですが農家も米作農家の他にも、
人参や白菜や大根やトマトなどの野菜を育てる野菜農家や、リンゴやミカンやイチゴやスイカなどの果物を育てる果物農家や、
菊やツツジやツバキやバラや鉢植えなどを育てる花木農家とあります。

つまり農家になると言っても、何を作るかで育て方も収入も大きく違ってきます。

また農家にも農業だけの収入を得ている専業農家と、普段は会社などに勤めたり出稼ぎに行く兼業農家とあります。

これから農家になる場合もサラリーマン生活を続けながら土日だけ農業をする選択肢もありますが、このような場合はあくまで趣味の園芸に延長のようなものです。

やはり農家になるのであればどこかの農家や農業法人に就職して、農業のことを一からきちんと学ぶことが大事です。

農家の仕事内容と1日の過ごし方


農家の主な仕事はお米を育てたり、トマトや白菜などの野菜を育てたり、リンゴやミカンなどの果物を育てることです。

育てる物は違っても農作物がしっかり育つ、土壌環境を整えることから始まります。

例えば稲作であればトラクターで土を耕し、耕した田んぼに肥料を入れて土壌を作り、
それからビニールハウスなどで育てた苗を田んぼに植える、田植えと呼ばれる作業をします。

昔は田植えも大人数で手作業で行っていましたが、
最近では田植え用のトラクターなど農業機械の発達で少人数で短時間で済むようになりました。

田植えが終わったら雑草取りや田んぼの水を入れ替えたり、肥料を田んぼに入れたりして稲穂が実るのを待ちます。

そしていよいよ収穫の時期を迎えたら稲を刈り取り、その稲を天日に干して乾燥させた後に脱穀の作業を行います。

そして収穫したお米を農協などに出荷するまでが、米作農家の主な仕事です。

野菜農家もリンゴや果物を育てる果物農家も花木農家も基本的には米作農家と同じで、
種まきから栽培を行い収穫し出荷するまでが農家の主な仕事です。

農家の1日の過ごし方も農作物の種類によって収穫や出荷の時期が異なるため一概には言えませんが、
農家の仕事は外での仕事がほとんどなので日が昇る前に起きて、日中は農作業を行い日が沈む頃に作業を終えます。

お昼の休憩時間にはお昼寝をすることもあり、農作業の合間にお茶や水分補給を十分に行い身体の管理には気を付けます。

どんな人が農家に向いているのか


サラリーマンから農家になる人が増えていますが、その動機は都会での生活から田舎で生活してみたいというものです。

また趣味がアウトドアで週末に田舎で田んぼや畑を借りて、家庭菜園の経験があるサラリーマンが農家になるケースもあります。

ただそれだけの動機や経験でサラリーマンから、農家になっても必ずしも成功するという保証はありません。

むしろ田舎で生活をしたいのであれば定年退職して田舎でセカンドライフを送るか、
花や川や山など自然が好きであれば趣味の範囲でアウトドアや家庭菜園をエンジョイしたほうが無難でしょう。

農作物を育てるのは傍で見るよりも大変なことで、
ましてサラリーマン時代のように上司の指示を仰ぐのではなく、
すべてを自分で判断して決めなければいけません。

開業資金も農地から購入するとなると相当な金額が掛かり、
いくらどこかの農家や農業法人に就職して農業のことを学んだとしても、
農作物が害虫や病気で全滅したり台風の被害に遭ったりします。

豊作だと喜んでいても豊作のお蔭で価格が暴落して出荷すればするほど赤字になり、
泣く泣く作った白菜などを廃棄する農家のニュースなどもよく耳にします。

それでも農家として生きていくという、強い決意があれば必ず道は開けます。

逆の言い方をすればそれだけの決意がなければ、単に憧れだけで農家になるのは止めたほうがいいでしょう。

気になる農家の収入は農作物によってさまざま


農家の収入は米を作るのか野菜を作るのか、それともリンゴやミカンなどの果物を作るのかなど、何の農作物を作るかによって大きく異なってきます。

さらに同じ野菜でも大根と、ししとうでは年間農業所得も違ってきます。

例えば農林水産省が発表している農業経営統計調査には、10a当たりの品目別経営収支が公表されていますが、この統計調査によると大根の10a当たりの農業所得は14万円なのに対して、ししとうの10a当たりの農業所得は142万8000円と約10倍の格差があります。

これは果樹の場合も同じでいよかんの10a当たりの農業所得は5万円なのに対して、キウイフルーツの10a当たりの農業所得は35万5000円と約7倍の格差があります。

さらに農業経営統計調査を見ると地域による格差も分かりますが、同じ水田作でも北海道とその他の都府県では北海道が約500万円なのに対して、その他の都府県の所得は約45万円と10倍以上の格差があります。

これらの数字はすべて農業の粗収益から、農業経営費を差引いた農業所得の全国の平均値です。

まとめ


サラリーマンから憧れだけで農家に転業するのは危険ですが、農家の生活にはサラリーマンでは味わうことができないような自由があります。

どんな農作物を作るのかも自分で決めることができ、朝から満員電車に乗って会社に行く必要もありません。

昼寝をしても誰も文句を言う人もいませんし、残業を強いるような上司もいませんし頑張った分は年収にそのまま反映します。

ただ1番の問題はやはり資金面ですが45歳未満の方であればこれから農業研修を行い新規就農する準備型と、すでに農業を始めて就農5年以内の経営開始型の2つのタイプの農林水産省の青年就農給付金制度があります。

これは新規就農する準備型であれば2年以内の、就農前の研修期間中は年間150万円の給付金が支給される制度です。

この他にも独立や自営で農業を始める方を支援する青年等就農計画制度では、市町村が新たに農業経営を開始する青年の就農計画を認定する制度で、経営開始型の青年就農給付金や無利子資金制度などが利用できます。

いずれにしても先ずは何の農家に転業したいかを決め、もしまだそれが決まらない場合は青年就農給付金制度で、どこかの農家で2年ほど実際に働いてみるのも良いでしょう。

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