スマホのデータ使用量の制限に悩まされている方、多いですよね。
ビジネスユーザーでもカジュアルユーザーでも同一の悩みである通信制限。
ブラウザを変えたり、設定を変えたりすることで大幅にデータ量を減らすことができます。
どうしてそうなるのか?現在制限中となっている方のために、解除方法などもまとめてみました。
目次
ストレスしかないスマホの通信制限!
月末の通信速度制限はスマートフォンの大きな悩みですよね。
Twitter のトレンドに「速度制限解除」が入るくらいなので、多くのユーザーの悩みのタネでもあるでしょう。
プランによっても違いますが、基本的には毎月の利用データ通信が7GBを超えると、通信速度が一気に遅くなってしまいます。
今月は制限にならないように・・・そう思っている方も多いと思います。
SNSの利用を減らしたり、YouTube動画も外では見ないように・・・
ビジネスパーソンですとテザリングするにも気を使います。
ついついHuluやNetflixを見ようものならリミットまでまっしぐらです。
ある検証によるとYoutubeでは5.8時間、Huluでは13時間の動画を視聴すると7GBに到達するという結果が出ています。(動画の画質モードにもよります)
いつから通信制限が導入された?
3Gの携帯電話・スマートフォンの時代は、どれだけ通信しても上限価格は同じでした。
1GB使おうが、10GB使おうが変わらなかったのです。
しかし、近年スマートフォンやタブレットが進化し高速通信LTE(3.9G)に対応できるようになってきました。
高速通信に対応したおかげで、動画やゲーム、アプリ、大容量ファイルなどなど。様々な楽しみ方ができるようになりました。
これに伴いユーザーは増加していきますが、あまりにも利用しすぎてトラフィックを圧迫するようになってきたのです。
トラフィックとは通信量のことで、圧迫している状況は交通渋滞のようなものを想像してみてください。
トラフィックを圧迫しないようにするか?回線等の負荷を軽減するにはどうしたいいのか?という検討をした結果生まれたのが「月7GB」容量制限です。
容量を超えると通信制限を落とすという処置をとるようになりました。
もちろん、誰もが7GBという通信量を限界まで使うわけではありません。
「1GBぐらいしか使わないよ!」という人もいるでしょう。
また、「7GBでは全然足りない!」という人もいると思います。
そのような声があるのに、当時の携帯各社のプランは7GBのプランしかありませんでした。
どう考えても変ですよね?
そこで総務省も対策にでます。
様々なユーザーの要望に応えるために、データ通信量の引き下げ、容量を細かく選べるプランを用意するように各社に求めます。
しかも、容量が細かく選ばせるようにしていない企業は、4Gの免許を割り当てません!
ということまで示唆します。
これを受けて各社は、2GBから30GBのプランを用意するようになったのです。
通信制限されたらどうなる?
契約している以上の容量を使用すると月末まで、全く速度が出なくなります。
動画やゲームなどのような容量を使うものは、ほぼ使用不可能になります。
TwitterやWebブラウジングでも、読み込みが遅くてストレスを感じるレベルです。
全く使えないといっても過言ではない状況になります。
3Gまでの時代は、少しだけしか利用しないユーザーと、たくさん利用するユーザーは同じ料金でした。
しかし、今はたくさん利用するユーザーがお金を多く払うという時代です。
適正負担といえる状況になっただけとも言えますね。
通信制限は3種類

通信制限にも種類があり、まずは「月間データ通信容量」から
各社ともに月間データ通信量が設定されています。
だいだいが2GBから30GBでしょうか。auだけは最大でも13GBとなっています。
MVNO(下記の※で解説)だと容量が1GBからのプランが用意されており、月額500円前後で使用できます。
ユーザーが選んだプランの容量上限を超えると、通信速度が128kbpsにまで制限されてしまいます。
通常の速度は平均15Mbpsくらいでしょうか。
それから比べると約117分の1までに落ちるので、体感的にはかなり遅く感じます。
この「月間データ通信容量」は、容量を超えたらすぐ通信速度が低速になってしまいます。
しかし、KDDIだけは通信制限のバッチ処理(一定量のデータを集めた後の処理)が昼頃に行われます。
例えば、7GBのプランだったとしましょう。
夕方に7GBの容量を超えてしまいました。
その場合は、次の昼までは速度が落ちません。
「容量を超えても通信速度落ちなかったよ?」みたいな話があるのはこのバッチ処理の遅さがあるからです。
まぁ結局は、容量オーバーしているので翌日の昼以降はしっかり速度が落ちてしまいますが。
その影響か、KDDI系のMVNOも通信速度が落ちるまでにタイムラグを感じるという報告もあります。
最新のプランでは、即座にバッチ処理が適用されるようになってきています。
※MVNOとは「仮想移動体通信事業者」と呼ばれており、自前の設備を持たない携帯電話会社を指します。
自前の設備をもっている、docomo、au、ソフトバンクにお金を支払って回線を借ります。
この借りた回線でサービスを提供をしているのがMVNOです。
楽天モバイル、イオンモバイルなどがMVNOにあたりますね。
3日間のデータ通信量による制限も
続いての通信制限は、「3日間1GB制限」。
3日間のデータ通信量が1GBを超えたとき、3日間通信速度が制限されます。
月間のデータ通信量は、追加課金で解除できます。
しかし、この「3日間1GB制限」は課金で解除ができません。
かなり使い勝手が悪く、理不尽な制限ではないでしょうか。
auは条件を「3日間3GB制限」に緩和し、NTT docomoは制限自体を廃止するまでにいたっています。
ですが、ソフトバンクとY!mobileにはこの制限がいまだに適応されています。
ソフトバンクは新料金プランで制限を廃止することを決めましたが、Y!mobileは「無制限」ルーター305ZTに対してこの制限をかけています。
これによりユーザーの不満が爆発。価格.comやTwitterのようなサイトで炎上騒ぎする事態になりました。
動画視聴による通信制限
最後の通信制限が「動画制限」です。
ソフトバンクは、YouTube等の動画視聴にデータ通信に制限をかけています。
よくソフトバンクユーザーの人の間で、動画は読み込みが引っかかることが多いと聞きます。
これはデータ通信の制限によるもの。
ユーザーの利用状況は関係ありません。
解除も不可能です。
ソフトバンクはこういうキャリアだと思って使うしかないでしょう。
通信制限の解除方法は?
使い過ぎて速度が落ちても解除ができるので安心してください。
「データ通信量を追加チャージ」することで解決できます。
契約している月間データ容量を超えてしまうと通信制限が始まります。
月末までの適応なので、翌月まで待てば自動で通信制限は解除されます。(だだし、ソフトバンクは請求締め日の翌日)
すぐに使いたい!待てない!という場合には課金し、データ通信量を追加チャージすれば問題なく使用できるようになります。
通信制限されると、SMS・キャリアメール宛に通知メールが届きます。
MVNOだとGmail等のメールアドレス宛に通知が来ます。
そのメールには通信制限の解除方法が書かれています。
「残り1GBで通信速度を制限します。速度を維持するならワンクリックで予約」といったメールです。
メールの下部にはURLが記載されているので、そこをクリックすると課金完了です。
ドコモとauはログインページに飛んでから課金完了手続きをします。
追加用のデータ通信量は、旧料金プランは2GBあたり2500円(税別)、新料金プランは1GBあたり1000円(税別)ぐらいとなっています。
ただ、注意点として通信制限をくらった後にチャージするのは読み込みが遅すぎてつらいということです。
Wi-Fiに繋いでやるといいでしょう。
また、常にデータ通信量を把握しておいて、容量が超える前にチャージをしておくという計画的な使用を心がけておくのも肝要です。
各キャリアごとの通信制限解除方法(データ追加方法)
キャリアごとに若干違いがあります。
ドコモの場合は、PC・スマートフォン・電話・ドコモショップで解除できます。
パソコンから解除する場合はdアカウント、スマートフォンからの解除はspモードと暗証番号が必要になってきます。
auの場合は、「デジラアプリ」からデータチャージができます。
インストールしておくと、月の残りどれぐらいまでデータ通信が可能か?ということが見れるようになっています。
追加もとっても簡単で「ふやす」をタップし、データを増やすをタップするとデータチャージ完了です。
ソフトバンクの場合は、「My SoftBank」にログインしてから解除します。
また、速度制限を通達するメールからワンクリックでチャージができます。
通信制限時に起こる自動追加課金には要注意!
各社、通信料金を従量課金制にするオプションが導入されています。
それは、「スピードモード(ドコモ)」「快適モード(ソフトバンク, ワイモバイル)」「エクストラオプション(au)」というものです。
一度は目にした人がいるのではないでしょうか?
これはデータ通信量がオーバーしていまった時に、自動で容量の追加をしてくれるというものです。
もちろんお金がかかりますよ?
自動でやるので、把握してないと際限なく料金がかかってしまいます。
青天井で追加課金されて思わぬ高額請求がきてしまった…というケースも珍しくありません。
(ドコモは自動追加容量の上限を決めておけます。スピードモード利用者は必ず確認しておいてください)
また、大した説明もなく従量課金制への変更URLが記載されたメールを送ってくるキャリアもいます。
「通信速度が低速になっています。快適にモードに変更する、制限モードのままにする」こんなメールが送られてきます。
利用者はどうでしょう。「それなら快適がいいに決まっているだろ!」と思って押しちゃいませんか?
しかし、うっかり押してしまうと勝手に従量課金制に変更されてしまいます。
説明が不十分なものや、よくわからないものは安易にクリックしてはいけません。
格安SIMだと、あっとういう間です。
Ymobileなどの格安simを利用したスマホの料金は確かに安いですが、容量制限まで1Gと、すぐに使いきってしまいます。
このようにスマートフォンのほとんどのプランは、高速通信の利用できる上限データ量が決まっています。
その上限を超えた時に、データ通信速度、つまりブラウジングや写真の送受信、動画の視聴などの速度が低下しています。
使っていないつもりでも、普段意識して使うものでもないので、気付いたら制限がかかっているなんてことも多々ありますよね。
節約のために契約するGB数を減らしたのに、結局オーバーして払いすぎたり、速度制限にイライラしたり・・・
そこで、是非試していただきたい方法がこちらです。
ブラウザアプリを変えるだけで、データ使用量は大幅に改善できます。
スマホに最初から入っている、Webページ閲覧用のアプリですが、こちらを代えてみたり、普段使用しているものの設定を変えたりするだけでも節約効果があります。
オススメはOperaの「Opera Mini」、そしてGoogleの「Chrome」です。
このふたつのアプリはWebページから読み込むデータを圧縮して小さくし、サクサク見ることができるようにする機能があります。
おすすめの節約ブラウザのひとつ、「Opera Mini」
Opera miniは全世界で1億2千万人のユーザーが使用しているモバイル用ブラウザアプリです。
データ通信量を節約するために、Web上のデータを圧縮して速度の向上をしてくれる機能があります。
圧縮をすることで、キャリアの通信制限まで通常よりもたくさんの使用が可能になるというわけです。
データをいったんOperaサーバに送り、軽量化したデータをiPhoneなどのスマートデバイスに転送して、通信料を最大90%削減してくれます。
この機能は、最初からデフォルトで設定されているので、アプリをインストールしたらそのまま使うだけでエコなブラウジングが可能で、iOS、Androidともに利用可能なアプリです。
僕も試しにYahoo!のトップページを読み込んでみると、95%の節約に成功。
すごいです。
これなら通信規制になっている時でも少しは快適にブラウジングができるかもしれませんね。
AndroidならGoogleの「Chrome」にも節約効果が。
ブラウザをGoogle Chromeに変更するだけでもデータ通信料を半分近くまで減らすことができます。
クロームは、ご存知の方もたくさんいらっしゃると思いますが、検索エンジンを提供するGoogleが開発したブラウザアプリ。
Google Playから無料でインストールできます。
Chromeアプリの「設定」から、「データ使用量を節約」にチェックをいれると、Opera同様、Googleのサーバを経由してデータを圧縮するので、通信量の節約になります。
他にもネット容量の節約アプリはたくさんありますが、ワンタッチで使える有名なブラウザアプリはChromeくらいでしょう。
こちらが設定しなくても最適にしてくれるのはありがたいですね。
圧縮率は約30%と、Operaほどではないですが、圧縮にかかる時間が少ない分、見たいページが画面に表示されるまでの速度はOpearaよりスムーズな印象を受けました。
ブラウザ設定だけで随分変わるので、上手に使っていきたいですね。
キャリア別、通信量の確認方法と制限解除の方法
節約の方法はご紹介いたしましたが、それでもやっぱりスマホ自体、あまり節約する感覚で普段使っていないので、結局どのくらいデータを使用しているのか、イマイチわからないですよね。
こちらにスマホのデータ通信量を確認する方法を、docomo、ソフトバンク、au、それぞれリンクを貼ってありますので、ご自身にあったものよりご確認ください。
通信制限を解除するには各キャリアともに追加でデータを購入するか、データ制限がかかる期間が過ぎるまで待つ必要があります。
上限を超えたデータ量によっても、解除までの日数が長引いたりします。
制限されているのに、なぜかページがスムーズに見れる時もあったり、そうかと思えば少しもアプリを使えなくなったりと、追加購入を悩む場合もあると思います。
そういった変化は、周囲のユーザーの利用が少ないと、自分の速度制限がかかっていても回復される時間帯があるなど、細かい条件もあるので、ビジネスユーザーの方は、割り切って購入していったほうが良いでしょう。
日頃の通信料をチェックして、最適なプランで運用していきたいですね。
モバイルWi-Fiルーターってどうなの?
通信制限に困る方はモバイルルーターの検討をしている方もいらっしゃると思います。
国内ではWIMAX2が有名ですね。
各プロバイダによって料金体系は違うようですが、それぞれ対応するエリアの範囲が違ったり、また無制限のプランであっても3日以内で3GB以上の利用で速度制限がかかるという仕様は各社共通です。
ややこしくて契約を見送る方もいらっしゃるかと思いますが、要するにヘビーユーザーはどのみちデータを買い足すことでしか制限から解放されないということなんですよね。
ちょっとこれは乱暴な言い方かもしれないので、ご自身で調べて見ることもオススメしますが、複雑な上に2-3年以上の継続利用が必要で、解約金がけっこうするところも多いので、だんだん考えるのがイヤになってきます。
詰まるところ、お金で解決です。
結局のところ、節約を極めるしかないじゃん!と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
実はお金は増やすことができます。
まして、通信制限に悩むくらいwebデータを消費する方であれば、なおさらです。
当ブログではネットを使った稼ぎ方、スマホを利用したかんたんな副業のご紹介もしておりますので、是非そちらも参考にしていただければと思います。
データは使えば減るだけですが、お金はうまく使うことができれば、上手に増やして、他のところにまわすことができます。
それは、自分のライフスタイルのためであったり、誰か他の人のためにも、動かすことができるのです。
副業で稼いでいくうちに、データ以上に気になることや、新たな目標が見つかるかもしれませんよ。
参考記事:PC1台で自由に生活する男の15の法則が常識外れ過ぎる!
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