宗教がビジネスになるニッチな市場

ニッチとは英語の「Niche」のことでもともとは生物学の生態的地位という用語ですが、隙間やくぼみという意味でニッチ市場とかニッチ産業などに使われています。つまり隙間市場や隙間産業のことで、他の人や企業がまだ気付いていないようなビジネスのことです。
例えば世界中から外国人観光客が日本を訪れていますが、宗教上の理由から日本食を食べられない人びとがいます。そこで今回はそんな外国人観光客が安心して食事を楽しめるケースをご紹介し、宗教がビジネスになるニッチな市場とはどんなものなのかいろいろと検証してみます。

 

イスラム教徒が安心して食事を楽しめるハラール認証の飲食店


ハラールとはイスラム教徒が食べることが許されている食材や料理のことで、逆にイスラム教徒が食べることができない食材や料理のことをハラームと言います。イスラム教徒はアルコールの飲酒と共に豚肉を食べることは禁じられていて、その他の食品や料理も加工や調理に決まりごとがあります。
そのため世界中のイスラム教徒が営む飲食店や、肉屋などの看板にはハラールの文字が書かれています。世界の人口の4分の1に当たる約19億人がムスリムと言われていて、訪日するイスラム教徒も増えていてハラル認定マークが貼ってある飲食店を至る所で見かけるようになりました。

 

ユダヤ教の食事戒律「コシェル」がビジネスチャンスになる


ユダヤ教の食事戒律である「コシェル」の認証取得で、販路の拡大を図る日本酒メーカーの動きが活発化しています。コシェルとはヘブライ語で「ふさわしい」とか「適切」という意味で、イスラム教徒と同様に食材や料理に制限があり豚・海老・貝類などを食べることが禁じられています。
ただイスラム教徒と違って、アルコールの飲酒は禁じられていません。そこに目を付けた日本酒メーカーが日本酒の原材料となる米・水・米麹の生産地や、工場の設備や製造行程などを徹底的にチェックし「コシェル」の認証取得を目指しているのです。
日本酒メーカーは国内の需要が縮小するなかで海外での販売が好調で、コシェル食品は健康食として海外の富裕層に人気で、日本酒も「コシェル」の認証の取得でさらなるビジネスのチャンスが広がると期待しています。

 

まとめ

これからは宗教がビジネスになるなど、思わぬニッチな市場にビジネスチャンスがあるかもしれません。常にアンテナをはって情報を収集することが、誰も気付かないニッチ市場を探り当てるコツかもしれません。

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