日本でニートという言葉が初めて使われたのは東京大学の助教授だった、玄田有史氏とジャーナリストの曲沼美恵さんの共著「ニート フリーターでもなく失業者でもなく」でした。
ニートは元々はイギリスの労働政策で使われた造語で、「not in education, employment or training」という部分の頭文字からできています。
その後も産経新聞が働く意欲もなく親に寄生と記事にしたり、テレビ番組で取材を受けた若者が「働いたら負けかなと思っている」などと発言し、物議を呼びました。
そこで今回はニートの実態と、問題点、ニートの親の特徴について検証してみます。
日本のニートの実態
厚労省では引きこもりの状態にある者たちをニートみなし、2010年に15歳から39歳を対象に実施した調査では69.6万人が日本のニートの人数で、さらにニート予備軍がおよそ155万人いると推計しています。
その多くが親と同居し、生活費を親が負担しています。
ニートの親も高齢者が増えていますがそれと同時にニート自体も、40代のニートが生活保護を受けるなど社会問題になっています。
2013年に166人のニートが6000円ずつ出資して、NEET株式会社を設立して話題を呼びましたがその後の取材では、お金もなくなり知識もなく活動を停止しているようです。
ニートの特徴と脱出方法
そもそもなぜニートになったのかそのきっかけや原因ですが、受験や就職試験などに失敗して挫折しそれがきっかけでニートになった若者が多いようです。
なかにはゲームやアニメなどが好きで、仕事をするのが面倒臭いという理由で、ニートになったものもいます。
ニートの特徴としては初対面の人とは話しができない内向的な若者が多く、依存心が強く親が面倒を見てくれることを利用しているという点です。
ではどうすればニートから、脱出できるのでしょうか?
まずは自分で本当にニートから脱出したいと、心の底から思わないと難しいでしょう。
職業訓練所やアルバイトを勧める人もいるようですが、本人に働く気が全くなければ不可能な話です。
ニートの親には特徴がある
子供がニートになる原因の一つとして親の教育が原因という意見があります。
ただ、あくまでの原因の一つと考えられているだけですので、全部が親のせいだというわけではありません。
同じ環境、出来事でもニートになる人とならない人がいますので、結局、本人次第ではありますが、近くにいる親、家族、友人がニートからの脱却を手助けできるというのは間違えないでしょう。
一般的なニートの親の特徴を挙げていきたいと思います。
・お金持ちで、甘やかす親
・父と母が不仲で喧嘩をよくする親
・真面目で圧迫感を与える親
・過保護すぎる親
親と子は距離感が非常に難しいですが、「自分が親なんだからなんでもやってあげなきゃ」とあまり干渉することがないように、本人の意思を尊重することが大事です。
また、親である自分がしっかりしていて、自分の言っていることややっていることがいつも絶対に正しいと思い込み、そのことを子供に教育する親も危険です。
もし、自分が現在ニートで、少しでも「親に原因があるのかもしれない」と思ったならば、今すぐ家を出るなどして、親と距離を置きましょう。
親もまた普通の1人の人間であり、あなたにとって「絶対」な存在ではないのです。
離れて暮らすからと言って、親のことを嫌いになったという意思表示にはなりませんし、物理的に離れて暮らすことは何も悪いことではありません。
離れて暮らして、もし自分が変わることが出来なければ、それはあなた本人に原因があるかもしれません。
まとめ
もし本当にニートから脱出したいと、心の底から思い何から始めていいのかわからないというときは、旅に出ることをお勧めします。
いくら働きたいと思っていてもいきなり社会に出て、仕事をするのはハードルが高すぎます。
旅に出ることで知らない場所で、知らない人と出会うことで何かが変わる可能性があります。
もし人と話すのが嫌であったり人目が気になってしまうようであれば、海外に行くのもいいかもしれません。
言葉が通じない外国で一人で宿を探したり、いつもと違う食べ物を食べたり、自分で刺激を得ることで、ニートから脱出するきっかけになるかもしれません。
旅に出るにしても、一人暮らしを始めるにしても、まずは自分のお金で生活していく意識を持たないといけませんね。
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