脱サラして家業を継ぐ? 中小企業が抱える後継者不足による黒字倒産問題

もともと実家で事業を行っており、お金の稼ぎ方も人さまざまで会社に就職する人もいれば、
会社に縛られるのが嫌で独立して開業する人もいます。

なかには親の家業を継ぐために会社を辞めた人も少なからずいますが、
脱サラして家業を継ぐ生き方にも明暗があるようです。

そこでサラリーマンが脱サラして家業を継いだ、実際の事例から成功と失敗を検証、
また、家業を継がないことによる日本経済への影響をお伝えします。

三菱電機グループの商社から家業のデンキ店に転職

片山誠司さんが家業のデンキ店を継いだのは、今から約10年前の32歳の時です。

片山さんは東京電機大学を卒業した後に三菱電機グループの商社に就職し、
営業担当として携帯電話の基地局に設置されている空調の販売業務を行っていました。

29歳の時に趣味の自動車を通じて知り合った同じ年の薬剤師の今の奥さんと結婚し、
当時は奥さんの方が片山さんより給料も良くいつまでもサラリーマンを続けていても仕方ないんじゃないと言われていたそうです。

それに自分が店を継がなければゆくゆくはお店はなくなってしまし、自分の裁量で自由に仕事ができるのも魅力だったと言います。

両親と50代のベテランの従業員2人の5人体制でやっていて、昨年の年商は約9000万円で
今年は1億円を目指している片山さんの年収は、サラリーマン時代よりちょっといいくらいだそうです。

順風満帆のサラリーマンから家業を継ぎ借金生活へ転落

吉田猫次郎さんが卸売業を営んでいた両親の家業を継いだのは
大学を卒業し大企業へ就職した9年後のことです。

吉田さんがサラリーマンの道を選んだ理由は、両親が休みもなく働き続けて仕事をする姿を見ていたのと、
自分で両親の会社を経営しても限界があると思ったからです。

吉田さんのサラリーマン時代は順風満帆で数え切れないほどの海外出張を経験し、
辞めた時の年収は800万円を超えていて本当は仕事はとてもやりがいがあり面白かったので、
できればもうあと10年ぐらいは会社にいたいと思っていたようです。

しかし家業の経営悪化から、会社を辞め両親の家業を継いだのです。

家業を継いだ吉田さんですが会社経営の経験がなかったことから無借金経営から、
1年で借金が1000万円から2000万円ずつ増えてい事態になっていたのです。

吉田さんはその後は借金を返済し今はのコンサルタント会社「NEKO-KEN」を経営し、
自分の経験から中小企業や零細企業の倒産を防ぐ為に支援をしているとのことです。

あまり利益になっていない家業を継ぐときはどうしたらいい?

家業のデンキ店を継いだ片山さんも親が行っていた電気工事のみの受注を断り、
工事と商品の販売をセットで行うという方針に切り替えてから経営が安定したと言います。

吉田さんも一度借金を作ってしまった経験を生かして、会社を経営しています。

家業を継いだ当時は、おそらく利益があまり出ていなことがほとんどでしょう。

時代も変化して、インターネットなどのテクノロジーを柔軟に受け入れつつ、
今、お客様に求められているものが何かを探って、会社の経営をよくしていかなければなりません。

ですので、家業を継いだ当時は「今までの会社として残したいところ」と
「早急に改革していかなければならないところ」を洗い出し、経営していくことが大切です。

ただ、それは利益が出ていても、出ていなくても必要なことです。

悪いことが起きたとしても、経験を買ったと思い、逃げずに解決策を自分なりに考え、
問題ときちんと向かい合いましょう。

中小企業が抱える後継者不足による黒字倒産問題

家業を継がないことによる後継者不足で、2025年までに約127万の中小企業が廃業する可能性があるといわれています。

そして、中小企業庁の発表によれば、このままだと2025年頃までに
累計約650万人の雇用と約22兆円の国内総生産(GDP)を失う可能性があるそうです。

そして、その倒産するであろう中小企業の約半分が黒字ですので、
約60万社の黒字の優良な企業が後継者不足によって廃業してしまい、日本経済的にも大きな損失になるのです。

国も今すぐ解決すべき課題として、平成30年4月から10年間、
事業を引き継ぐ(事業承継をする)企業に関して、事業承継をする際の税制の優遇を決めています。

事業承継には大きく2つの問題が発生します。

「後継者がなかなか見つからない」「後継者がいるにも関わらず事業承継に失敗する」といったことです。

この問題については「社員やスタッフ」を大事にすることが最も重要で、
そのために必要なのが、社員一人ひとりを正しく評価する人事評価制度だと言われています。

正当な評価をすることで、社員のやる気が高まり、能力開発や後継者育成にもつながります。

また、会社へのエンゲージメント(会社への愛着信、忠誠心)が高まり、
次世代に承継後に、社員が反旗をひるがえすこともなくなると言われています。

社員を正当に評価することが、会社を自分の代で閉じることなく、
将来にわったって維持発展を続けていくことができ、日本経済の発展につながるとことでしょう。

まとめ

「会社経営をしたことがないから、家業を継ぎたくない」
「利益が出ていないから、自分が家業を継いでもうまくいくはずがない」
「快適な今の都会の生活を捨てて、田舎には帰りたくない」など、、、、

家業に関する悩みも持たれている方は多くいらっしゃるかと思います。

家業を継いで、自分のビジネスとして家業を行いつつ、
他のビジネスにも展開してみることが、会社を大きく発展させるコツかもしれませんね。

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