節約をしよう!と思ったときに、一番最初に行うべきなのは「固定費を下げる」「固定費の見直し」です。
固定費は1回見直しを行うを、その先ずっとコストを抑えられるので、人によっては年間で20万円の節約も可能になります。
契約を見直したり、契約変更で書類を書いたりと面倒な部分も大きいですが、一度行ってしまえば、その先自動的に節約できますので、
是非「固定費の見直し」は積極的に行いましょう!

目次
なぜ固定費の見直しをする必要があるか?
1回見直ししてしまえば、その先ずっとラクだからです。
その先ずっとコストを下げられるのです。
支出の内訳を大きく分けると、
・固定費
・変動費
の2種類に分けられます。
固定費とは、生活していくうえで必ず必要な出費で、毎月定額になっているもののことを言います。
具体的には以下のようなものがあります。
住宅ローン(家賃)
管理費
電気
ガス
水道
インターネット
携帯電話
固定電話
生命保険
教育費(保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学)
習い事
車ローン
新聞の定期購読
見ているだけで、非常に憎たらしい出費ですね。笑
この固定費を削ることが節約の近道ですので、見直しをやってしまいましょう。
固定費見直しに用意するもの2つ&同時に見直したいもの2つ

固定費見直しに用意するもの2つ
さぁ見直しだ!と思ったら以下の2つを用意しましょう
・全ての銀行の預金通帳3か月分(記帳済み)
・全てのクレジットカードの毎月の引き落とし明細3か月分
この2つを用意して、3か月分の内容を見て、実際に毎月支払っているものと金額を書き出してみましょう。
しかし、この2つを用意するだけでも、大変!という人はいらっしゃるのではないでしょうか?
固定費見直しで同時に見直したいもの2つ
固定費の見直しの際に、一緒に見直したいのは、
・銀行口座の数
・クレジットカードの数 です。
買い物する際に、ポイントがたまるからという理由で、勧められるがままにクレジットカードを作成したり、職場の給与受取の都合でたくさん銀行口座を作成している人も多いかと思いますが、
管理が大変→全部の支出を調べるのがめんどくさい→見なくなる→節約への意識が薄れる→節約できない
という負のループが生まれてしまいますので、手間を減らすためにも、銀行口座やクレジットカードの数は、減らしましょう。
これは固定費の確認以外にも「変動費」(毎月発生しない、突発的な出費)をチェックするのにも役に立ちます。
手間を取ってでも、年間に数百円貯まるか貯まらないかのポイントが欲しい!という人は、今の枚数で頑張りましょう!
節約上手な人は「数が少ない方がラク」ということを知っているので、
■【銀行口座】→普通預金 2つ(➀給与受取、クレカ引き落とし②貯蓄)&定期預金1つ(自動積み立て預金)
■【クレジットカード】→ 最大3枚(自分がよく使うカード3枚)
という数で十分だといいます。
是非、銀行口座の数とクレジットカードの数も見直しましょう。
年間20万円節約も!?まずは3つの固定費を見直そう

まず見直すべき固定費は以下の3つです。
➀住居費
②通信費
③保険料
この3つの固定費は見直すだけで、人によっては年間20万円も節約できるかもしれません。
ちなみに、年間で20万円の節約を行おうと思ったら、1か月で約16,700円の固定費を削減することを目指しましょう。
16,700円という金額は大きいですが、細かく見直していくと意外と見つかったりするものです。
最後は決断して、エイヤ!で契約を解除するだけです。
自分で固定費の一覧を書き出して、その中から削れるものを見つけていきましょう。
➀住居費
住居費を節約する方法としては
・家賃の安い場所へ引っ越す
・住宅ローンの借り換えをする
の選択肢があります。
引っ越しは手間ですし、なかなか難しいかもしれませんが、収入に対しての一番大きな出費となるので、お給料と見合わない金額の住居でしたら、早めの引っ越しをお勧めします。
家賃は、手取りの収入の3分の1以下であることが理想なので、21万円の手取り収入でしたら、7万円で住める物件への引っ越しを検討しましょう。
また、もともとが狭い部屋であっても、物が少なければ意外にも広く感じるので、持ち物を減らして、もっと狭くて安い物件に引越を検討してみましょう。
さらに家賃は、最初に契約した額を変わらず払い続けなければならないと思っている人が多いのですが実際は、居住中でも家賃の値引き交渉が可能です!
周辺の環境により家賃相場が下がっていたり、築年数に応じて建物が古くなっていたりすると、交渉の余地がありますので、交渉をしてみましょう。
特に、4~8月は家賃交渉しやすく、引越料金も安い時期ですので、家賃交渉やお引越しをご検討してみましょう。
持ち家の場合、高い金利で住宅ローンを借りている場合は借り換えすることで毎月の返済額を安くする事ができるかもしれません。
②通信費
まだ、大手キャリアを使用している人は大手キャリアから格安SIMに変えましょう。
大体の人は、携帯電話1台につき1ヶ月1万円前後支払っていることがほとんどです。
1年間にすると12万円という金額を支払っているにもかかわらず、携帯電話は絶対に必要な物だから仕方のない出費だとあきらめてしまいがちですが、
格安SIMを使えば、今と同じように携帯電話を使っても、携帯電話代を大幅に下げることができるのです。
スマートフォンや携帯電話はSIMカードがないと使えず、通常は大手のキャリアでスマホとSIMカードを同時に契約して使っているのですが、SIMカードだけを契約して、スマホを自分で用意することも出来ます。
スマホを中古で手に入れるとお得
新しいスマホを購入するのには通常10万円くらいかかるので、スマホを中古で購入するだけでも大きな節約になるのです。
中古でスマホを手に入れて、格安SIMカードで利用するとお得です。
これでiPhoneを格安SIMで利用することが出来ます。
また、格安スマホも2~3万円くらいで手に入るのでおすすめですよ。
格安SIMのデメリット:通話料が高め
格安SIMのデメリットは通話料が高いということです。
よく通話をしている人には大手キャリアの電話かけ放題プランの方がお得になる可能性もあります。
しかし、通話だけガラケーで対応したり、ラインやスカイプなどの無料通話を利用したりすることで、このデメリットにも対応できるのです。
格安SIMの中でも、通話の定額プランなどが出てきているので、このデメリットも解消してきています。
乗換時には違約金に注意
契約を乗り換える際は違約金がかからない月を選びましょう。
ただし、大手キャリアから乗り換える場合、違約金が1万円程度かかってしまうこともあります。
大体の場合2年更新になっていて、更新月なら違約金がかからないので、乗り換える好機をしっかりと見極めましょう。
そもそも固定電話って不要ではないか?
携帯電話を1人1台持つ時代ですので、固定電話が不要という家庭も増えています。
固定電話があったとしても日中は仕事に行っていて、そんなに活用していないという人は、思い切って固定電話の契約自体をなくしてしまいましょう。
③保険料
保険料を節約する方法としては
・月払いの保険を年払いにする
・不要な保険は解約する
・同じ補償内容で安い保険に加入し直す
などがあります。
加入している保険の種類は自動車保険・生命保険・火災保険などあり、人によっては、それぞれに加入していないものもあるかと思います。
保険の見直しですが、インターネットで比較サイトなどを見るのもいいですが自分で調べてみてもいまいち全てを理解しきることが出来ない可能性がありますので、
保険証券を持参して、申し込みをした窓口や、幅広い保険を扱っている窓口にて詳しく聞いてみるのがよいでしょう。
保険は時代に合わせてどんどん新しいものが出てきますし、お得な保険などはすぐに募集が終わったり、ライフスタイルによって不要な特約もありますので、定期的に色々な人に見てもらい見直しましょう。
例えば、医療保険は大手のものに入るよりも、子会社の安い最低限の保険で十分な場合もあります。
同じ保険の内容でも、年払いに支払い方法を変えるだけでも結構安くなりますので、月額で支払っている人は保険証券に記載されている電話番号に問い合わせをしてみましょう。

固定費の見直しは2種類に分類をしてみよう
上記の3つの見直しが終わったら次は、現在の固定費を以下の2種類に分類してみましょう。
それは、「なくては生きていけないもの」「なくても生きていけるもの」の2つです。
➀「なくては生きていけないもの(絶対必要)」
(例)住宅ローン、管理費、電気、ガス、水道、税金、携帯電話、固定電話、生命保険、インターネット、車ローンなど
「なくては生きていけないもの」はそれが、本当に絶対に必要なものなのかを何度も問い直してください。
そして、「それは今よりさらに安くする手段はないか」を精査してみましょう。
例えば、毎日家で飲むビールは自分にとって絶対に必要で欠かすことができないと思っているならば、ビールを発泡酒にしてみましょう。
先ほどもご紹介しましたが、固定電話は人によっては不要かもしれませんね。
また、インターネットも1人暮らしであれば、ポケットWi-Fiで十分だという人も多いです。
②「なくても生きていけるもの(まぁ必要)」
(例)スポーツジム、Netflix(ネットフリックス)、Hulu(フールー)、互助会、など
「なくても生きていけるもの」にかける固定費は「思い切ってやめる」という選択を行い、なくしてしまいましょう。
家賃を下げるために風呂なしアパートに住んでいるなどの理由で、お風呂を利用するためにスポーツジムを契約している、というのはこれは絶対に必要なのでこのスポーツジムの契約は継続しても問題ないですが、
スポーツジムを契約している理由が、ダイエットのためであれば、削れる可能性は高いです。
YouTubeでダイエット動画をみて自分で実践するということで対応していきましょう。
意外と見落としがちな固定費3つ

「それって固定費なの?」と感じるかも知れませんが、毎月発生している支出であれば、固定費とカウントして、そぎ落としていきましょう。
オプション料金(携帯電話など)、月額有料サービス
携帯料金など、加入したあと見直しせずに不要なオプションがついたままになっていることも多いので、固定費のプラン内容を確認して削れるオプションはないか確認しましょう。
また、初月無料だったし暇だったからなんとなく始めてしまった、というNetflix(ネットフリックス)やHulu(フールー)を契約してしまったということもあるかもしれませんが、「気づいたら二か月みていなかった」ということも起こりえます。
加入したことを忘れて、使っていないサービスにお金を払い続けているのは非常にもったいないです。
クレジットカードの明細をまめにチェックして無駄な出費を抑えましょう。
意味のない集まり(飲み会・ランチなど)
参加する集まりは見極め、意味ないなと思ったら参加を断りましょう。
〇〇の後は必ず、どこかお店に入ってしゃべるという習慣があったりして毎月発生している費用があるならば、そのようなものを断りましょう。
何か得られるものや先につながることであればいいですが、特にメリットがないなと思ったらバッサリと断ってしまいましょう。
浪費の習慣は、知らないうちに出費がどんどん膨れ上がっていきますので、注意しましょう。
関連記事:
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子どもの習い事
子どもがいる家庭は、子どもの習い事は本当に必要かよく検討の上始めましょう。
子どもが習い事を始めて、友達ともうまくやっていたり、習い事が軌道にのってきたときにお金が無くなってしまい、「お金が足りないので、続けられないので習い事をやめてほしい」と伝えるのは、親としてとても心苦しいですよね。
また、習い事に必要な道具をそろえ始めたり、合宿などの費用が掛かったりと、かかるお金は予想を上回ることが多いです。
かわいい我が子のためと思ってしまい、教育費はかけだすとキリがなくなり膨張していきますので、最初に上限を決めておくべきです。
その範囲のなかで優先順位をつけて、本当に必要なものにお金を使いましょう。

長期的な目線を持とう
固定費の削減は一度行ったら、その後ずっと削減することが出来るので長期的な視点を持ちましょう。
月にたったの5,000円しか削減できていないと考えるのではなく、年間6万円、10年で60万円という大金の節約につながるという考え方がとても大切です。
一発で月に何十万円もの節約になるような魔法のような節約方法はありませんので、コツコツ減らして、長期的にみてトータルで大きい金額を節約することができるということを目標にしましょう。
一度の見直しで、一か月に削減できる金額が、
・家賃で10,000円
・保険で5,000円
・通信費で5,000円
だったとしたら、合計して月に2万円、年間24万円、10年間で240万円もの節約になるのです。
一つ一つは大きくなくても積み上げていく事によって大きな金額になるという事を認識しましょう。
新しく月額の申し込みを行うときは「1年だったらいくらかかるのか」「10年だったらいくらかかるのか」と計算を行ったうえで新規の契約を行うのがいいですね。
貯金も固定費化する!?「自動でお金を貯金する仕組み作り」も同時に行おう

よし!固定費の見直しも完了し、お金を浮かせられた!
と浮かれる前に、すぐに「自動でお金を貯金する仕組み作り」を行いましょう。
貯金に関しても「毎月、自動で資金移動される」ように固定費化してしまうのです!
普通預金の口座に浮かせたままだと、貯まってきた口座の残高を見て「何だこんなにあるじゃん」と思って、つい使ってしまう人が多いかと思います。
自動でお金を貯金する仕組みというと以下のものがありますが、
・自動積立の定期預金
・積み立てNISAで毎月投資信託購入
・個人型確定拠出年金 iDeCo(イデコ)
・個人年金保険
・終身保険
・財形預金(勤務先の会社がやっていれば)
筆者の個人的には、
・お金が必要になった時の引き出し手続きや毎月の積立金額変更がラク
・投資方法をカスタマイズできる
・定期預金よりお金が増える可能性が高い
といった理由で、「積み立てNISAで毎月投資信託購入」をお勧めしますが、自分が独身なのか、いくら貯められるのか、とかにもよりますので、ご自身の特性に合わせて、貯蓄方法は選んでくださいね。
また、投資信託購入は「貯金」というよりは「投資」ですので元本保証もないです。
絶対にノーリスク!であれば、「自動積立の定期預金」を選びましょう。
自動積立の定期預金の作成方法については、普通預金の口座を持っている銀行に相談しましょう。
窓口に行かなければならないですが、その日のうちに基本的に口座開設、設定が完了します。
是非、自動でお金を貯金する仕組みまで完成させましょうね。
まとめ

まとめますと、以下のようになります。
・1回見直ししてしまえば、その先ずっとラクだから固定費を見直すべし
・銀行口座とクレジットカードの数も見直すべし
・住居費、通信費、保険料をまず見直すべし
・節約は、1か月単位ではなく1年、10年でいくら減らすことが出来るかという長期的な視点を持つべし
・ストイックにやるなら「なくても生きていけるもの」は徹底して削るべし
・貯金も固定費化する仕組みづくりをすべし
「固定費の節約」がマスターできたら、その次は「変動費」の節約も行いましょうね。
また、お金を増やす方法は、節約だけではありません。
副業で「収入を増やす」という方法もあるのです。
気になる方はこちらもご覧ください。
参考記事:
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