チケット転売は違法にあたるのでしょうか?
行きたかったアーティストのチケットがやっと取れた!
でも、、、急な仕事が入って行けなくなった。友人の都合が悪くなった。
さらにはデートで行こうと思ったら別れてしまった…。
あるある!思い当たります!!
筆者の場合は譲れる友人が見つかって事なきを得ましたが、
ライブチケットは公演予定よりもずっと早いタイミングで購入することから、
こうしたトラブルがつきものです。
ちょうど譲れる友人が身近にいればいいものの、
なかなかうまく話がまとまることもありません。
そんなとき、どうしたらいいのでしょうか。
このままチケットを無駄にしてしまうのか。
チケット転売問題が叫ばれるなか、本当に売っても大丈夫なのだろうか。
この記事では、チケット売買の注意点を含め、
どのようにいけなくなってしまったチケットを売ればいいのか紹介します。
目次
●そもそもチケット転売は違法なの?
ライブ会場やスポーツ大会の会場に行くと、近くでチケットを片手に
歩きまわっている人たちを見たことがあるのではないでしょうか。
特に、人気アイドルのコンサートや有名アーティストのライブになると、
その人達の数は目に見えて増えますよね。
そういう人たちのことを「ダフ屋」と言い、ダフ屋はチケットの転売目的で
購入して買値以上の金額で売ることによって利益を得ているのです。
ちなみに、ダフ屋の「ダフ」というのはチケット=“ふだ”の隠語から、
それを逆に読んだことが由来とされています。
さて、そのダフ屋ですが、
ちらちら逮捕されたというようなニュースを聞きますよね。
これは、多くの都道府県において
「公共の場所で営利目的に行われる転売は迷惑防止条例として禁止」
されているからで、こうした行為は違法行為となるからです。
じゃあ同じように、行けなくなったライブのチケットを転売することが
違法になるのかというと、そういうことにはなりません。
●ダフ屋でなければ問題ない
営利目的での転売が違法なのであって、もともと行くつもりで
買ったチケットを、行けなくなったからという理由で
転売するのは営利目的ではないので条例違反にはなりません。
また、値段の設定についても販売者と購入者、お互いの合意が得られて、
倍の金額というような非常識な金額でなければ問題ないと言われています。
ですので、この点については安心して転売を行うことができます。
●法律的にはOK、でも、、、
ここで一つ、大きな注意点があります。
たとえ法律では問題ないとしても、プレイガイドや興行者側で
独自に転売について規定していることがあるからです。
ダフ屋対策として、最近は入場時に本人確認書類を厳しくチェックしていたり、
さらに厳しいところになると、購入のときに顔写真の提出を求めるようなことも
増えてきたりしています。
そのため、本人確認を行ったチケット、会場で本人確認があるチケットを転売、
さらには友人に譲り渡すのも難しいと考えた方がいいでしょう。
そして、チケット販売者側が”いかなる理由においても
転売行為を禁止する”というふうな規定をしている場合もあります。
ファンクラブを通じて購入したチケットの転売が発覚したとき、
転売者がファンクラブの退会措置を取られるという可能性もあるのです。
また、チケット転売の多くはオークションサイトやメルカリなどの
フリマサイトで行われます。
そのため、販売者側は古典的ではあるのですが、
出品されている席番号を確認し、転売が確認できたら当日会場から
退場してもらうというような対策をしているところもあります。
実際に、定価より数万円も高い金額を出して買ったチケットで入場したあと、
そのチケットが転売されたものであることが発覚して公演5分前に
退場させられたということもニュースになっていました。
こうしたことを念頭においた上で、転売する時には自己責任でお願いします。
転売禁止で、かつ、転売で購入したチケットが利用できないことを
知っているのに販売した場合、詐欺罪にも問われる可能があります。
●チケットの売却方法
こうしたリスクを理解し、転売しても問題ないものあることを確認してください。
それでは、チケットの売却方法をお伝えします。
チケット転売の方法は多くあり、その中でも
安心して売却することができるものを紹介していきます。
・チケットボード
人気アーティストのファンサイトの多くには
チケットボードが設置されています。
ずっと昔からあるBBS形式のものから、
売買取引のプラットフォームがきちんと構築
されているものまでさまざまです。
そして、チケットボードでの取引は基本的に個人間で
行われるもので取引の方法はお互いに任されています。
そのため、自由度の高い取引を行うことが可能です。
たとえば、チケット売却希望を記入したとき、
多くの書いてから購入希望のメッセージが届きます。
そして必ずしも最高値の人に売る必要はありません。
郵送ではなく手渡しできる希望者にチケットを譲る
というような選択もすることができます。
もちろん手渡しである必要もありません。
対面での取引には抵抗がある人が多くいると思います。
そういう場合、郵送を利用することになると思います。
このときは、お金とチケットを受け取るタイミングにずれがあるので、
取引評価制度を備えたチケットボードを利用し、
信頼できる取引相手を選ぶのがおすすめです。
・オークション
ヤフオクのようなオークションサイトでチケットのカテゴリをみてみると、
かなりの高値で取引されていることがわかると思います。
ですが、オークションに出品されているチケットは、
多くの場合、利益目的で売り出しているダフ屋です。
そのため、オークションサイト側が出品を停止させたり、
先程もお伝えしたように、開催側が座席番号をメモして、
コンサート当日にチケットを無効にするというような対処を取ることもあります。
そして、オークションでは営利目的の転売でなくても、
出品者・購入者お互いにリスクのある取引方法です。
需要に見合う金額で売却できる一方で、オークション事情について
深い理解をしておかなければ予期せぬトラブルに
巻き込まれてしまうこともあります。
オークション運営者からは、営利目的なのか
そうじゃないのかが出品情報からはわかりにくいため、
一律で出品を停止させることもありえるので注意が必要です。
・チケット売買サイト
チケット売買サイトの大手として、チケットキャンプや
チケットビス、チケットストリートなどがあります。
こういったサイトではチケットを譲りたい人と買いたい人の
仲介者の役割として存在し、譲りたい場合は一旦、
そのチケットをサイト運営業者に送る必要があります。
ここできちんと確認できたうえで
買い手のもとに届けられるようになっています。
チケット売買サイトで取引を行う場合、
仲介手数料がかかりますが利便性は一番高いでしょう。
というのも、出品者評価や個人情報も業者によって管理されていて、
送付方法や注意点などにおいても詳しく説明されているからです。
その分、仲介手数料がかかっているという認識です。
・金券ショップ
各地に店舗がある金券ショップに行けば、
直接コンサートチケットを売ることができます。
金券ショップで買い取りしてもらう場合、値段の交渉をしたり、
買取金額に納得できなければ取引自体をやめたりすることができます。
ですが、買い取る側もすべてのチケットを買い取るわけではありません。
人気があるものだったり開催日まで余裕があるものだったり、
買い取った後、売れる可能性のあるチケットでなければいけないからです。
そうとうなプレミア価値のあるチケットでなければ、
定価よりもかなり安い金額で買取金額が提示されることは覚悟しておくべきです。
●売り方は目的に合わせて
個人によるチケットの転売には様々な方法があります。
それぞれの一長一短を見極め、最も適したものを選ぶようにしましょう。
今まで転売したことがなく、取引に不安がある場合は
チケットキャンプなどの売買サイトや金券ショップのような
第三者が売却を仲介してくれるものがおすすめです。
行けなくなった場合は仕方がないので、
チケットとお金を無駄にせず、より多くの人が
ライブを楽しめるような売り方にすることが大切です。
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