優秀な人材を確保するためユニークな採用を行っている企業

安倍政権になってから景気も回復傾向にあり求人倍率も上昇し、企業でも優秀な人材をいかに確保するかが課題になっています。
新卒採用の場合はまず書類選考を行い次に筆記試験を経て、何回かの面接が行われ最後に内定の知らせがあるのが普通です。
日本の大企業の雇用制度は新卒一括採用と、世界的にもかなり特異でこれだけグローバル化してもあまり代わり映えしていません。
大和ハウス工業のように2018年度の新卒社員採用から面接試験で合格しなかった学生に、選考期間内であれば何回でも応募できる敗者復活制度を始めた企業もあります。
大和ハウス工業では技術職の場合は1次面接に落ちても敗者復活ができ、営業職の場合は2次面接で合格しなかったでも期間内であれば、何回でも同じ段階から面接を受けられます。
合格ラインは変わりませんが、面接に落ちた学生が自分で何が悪いのかに気付けば、次の段階に進むことができます。
大和ハウス工業では建設業界はいま深刻な人手不足で、優秀な人材の取りこぼしを防ぐ目的でこの敗者復活制度を始めたと言っています。
しかしなかにはもっと以前から優秀な人材を確保するために、ユニークな採用を行っている企業がたくさんあります。
そこで今回はそんな企業が行っている、ユニークな採用をご紹介したいと思います。

例年さまざまなユニークな採用を行っている面白法人「カヤック」

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神奈川県鎌倉市に本社があるカヤックは「胸キュンシャッター」や「メガネをはずした時の顔になるカメラ*ズバッと射て」などの、ユニークなスマートフォン専用アプリを制作している企業です。
これまでにもサイコロを振って給料の金額を決めたり、カヤックの社員の名刺には似顔絵が描かれているなど、ユニークな企業としてテレビ番組でも何度か紹介されたことがあります。
面白法人とも呼ばれているカヤックではこれまで、さまざまなユニークな採用を行っています。
例えばエイプリル採用と呼ばれた年には自分の経歴を嘘でも構わないので好きなように書いて面白い内容の経歴を評価し、旅する会社説明会では東京まで会社説明会に来なくても北海道から九州まで人事担当者がバスで日本各地を周回するものです。
2013年度のワンクリック採用もユニークでFacebookやTwitterなどのSNSをワンクリックするだけでエントリーが完了するというもので、これはSNSで他人とのコミュニケーション力やその人の性格などを判断するようです。
2015年度はGoogleの検索結果で選考を行うエゴサーチ採用が行われこれは履歴書を提出する代わりにGoogleで検索すると、自分の名前やブログやこれまで制作した作品名などが最上位になるワードを入力するだけでエントリーが終わるものです。
そのワードを人事担当者がひとつひとつ検索したり確認し、採用されるかどうかの返事がカヤックから届きます。

宝探しゲームをしながら採用試験を受ける「VOYAGE・GRUOP」


VOYAGE・GRUOP(ボヤージュ・グループ)は東京の渋谷に本社がある、メディア事業とアドテクノロジー事業を行う企業です。
VOYAGE・GRUOPもユニークな採用を行っている企業で2014年度の新卒採用からなんと、応募してきた学生を4人〜5人のグループに分けて社内で宝探しをさせるというのです。
この宝探しで学生の協調性や問題解決能力や個性などを見極め、履歴書や面接などから判断するのが難しい点を補うとしています。
VOYAGE・GRUOPは2015年9月の末時点で従業員数が291名の企業で、タレントの山口もえが最初に結婚した尾関茂雄氏が創業者です。
尾関茂雄氏は飲食店「Birth NISHIAZABU」を経営したり自己啓発セミナー「東大コーチ株式会社」の代表で、1999年にVOYAGE・GRUOPの前身である株式会社アクシブドットコムを創業しています。
2001年9月にサイバーエージェントの連結子会社となっていますが、今はサイバーエージェントから独立し2015年9月に東証一部に上場を果たしています。

エンタメコンテンツの開発や提供を行うIT企業「ドリコム」のユニークな採用


ドリコムは以前は京都に会社があったのですが現在では東京の目黒に本社を置くドリコムも、2016年度の新卒採用で応募してきたエンジニア希望の学生に知的ヘンタイ6番勝負と呼ばれるユニークな採用を行っています。
ドリコムは以前は着メロやきせかえコンテンツなどの携帯電話向けのコンテンツ事業を展開していましたが、今はmixiやモバゲーやGREEなどのソーシャルゲーム事業や広告技術の提供や、法人向けのマーケティングソリューションなどのアドソリューション事業やソーシャルラーニング事業を展開しているIT企業です。
ドリコムの知的ヘンタイ6番勝負と呼ばれる採用はボードゲーム大会やスマートフォン勉強会などを行い、エンジニアとしても適正を判断するユニークなものです。
知的ヘンタイとは知性を持ち人一倍熱い情熱と知的好奇心を兼ね備え、自分の好きなことや仕事に取り組むドリコムで活躍するエンジニアのことを指します。
ドリコムでは専門性が高いイベントを主に開催しいかに知的ヘンタイなイベントであったかを観戦者が採点しますが、ドリコムに応募した学生は全部で6回あるイベントのうち3回参加すると3次面接まで通過することができます。
ドリコムでは過去にも「就活×リアル脱出ゲーム」と呼ばれるリアル脱出ゲームを東京と京都で行い、このゲームを通じて応募した学生が課題をどうようにスピード感をもって解決するかや、チームワークに対しての適応力などを採用の判断材料にしています。

まとめ


こうしてみると優秀な人材を確保するためにユニークな採用を行っている会社はIT企業が多いことが分かりますが、IT企業の他にもインスタントコーヒーのネスカフェで知られるネスレではネスレパスコースという採用制度があり、これは学生が留学や研究など学業に打ち込めるように就職活動の時期を選んでエントリーできます。
さらにマッチングセッションと呼ばれる何度でも応募できるコースに通過するとネスレパスが与えられ、自分の好きなタイミングで研修や最終面談を受けることができます。
ネスレはスイスに本社があり世界中に支社や支店があるグローバル企業なので、日本企業のような新卒一括採用は行っていません。
最近ではソフトバンクグループやエイベックス・グループ・ホールディングスのように、新卒一括採用では通年で新卒採用を行う企業も増えています。
エイベックス・グループ・ホールディングスなどは「“志”一括採用」と呼んでいるようですが、新卒や既卒というこれまでの既成概念にとらわれない時代の変化に対応できる制度を採用しています。
他にも社員が肺がんで亡くなったことから喫煙者を採用しない星野リゾートや、大卒だけでなく高卒や中卒も採用枠があり応募できる吉本興業などもユニークな採用を行っている企業だと言えます。
経営不振になったリゾート施設やホテルの再生で知られる星野リゾートでは、もしタバコを喫う人を採用する場合には入社後はタバコを止めることが採用条件です。
多くのお笑い芸人やタレントを抱える吉本興業の高卒や中卒の採用枠を設けているのも英断で、日本の大企業の新卒社員採用は基本的に大卒がほとんどで、高卒を採用する上場企業も少ないのが現状です。
まして中卒の採用枠を設けている吉本興業には企業としてとても興味深く、これからの時代は雇用制度だけでなくどれだけ既成概念にとらわれないかが、企業として生き残っていくかのポイントになるような気がします。

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