ホワイトハッカー育成プログラムというものがあります。
このところ、
中国がホワイトハウスにハッカー攻撃を行ったり、
アメリカが北朝鮮にハッカー攻撃を仕掛けるなど、いろいろと話題になっているハッカー。
そもそもハッカーとは、
他人のネットワークに侵入し不正なアクセスによって情報を盗んだり、システムの破壊などの不正行為を行う人物を指します。
ただアクセス制御の突破など
リバースエンジニアリングを悪用する人物のことを、
クラッカーと呼びハッカーと区別する場合もあるようです。
しかしそんな悪いイメージのあるハッカーですが、
多くの若者は日本政府のホワイトハッカー育成プログラムに応募しています。
今回はその背景に迫ってみます。

目次
ハッカーとホワイトハッカーは別人?
そもそもハッカーとホワイトハッカーにはどんな違いがあるのでしょうか?
ハッカーと言われて思いつくのはやはり他人のパソコンを遠隔操作したり個人情報を盗んだり、または企業のパソコンやサーバーに侵入して機密を盗んだりといった悪いイメージですよね。
しかしコンピューターに関して専門的な技術や知識を持つ人の事を、善し悪し問わずハッカーと呼びます。
IT企業に勤めるプログラマーやWebデザイナーも広い意味ではハッカーと言えるわけです。
ただ悪い意味でのハッカーが浸透しているので
そのハッカーと区別するために、
善意を持ってハッキング技術を駆使する技術者の事を『ホワイトハッカー』と呼んでいるんです。
ハッカーはハッカーでもホワイトハッカーは、
パソコンのセキュリティを強化する上で欠かせない存在になっているので、今日本ではこの人材を育成する事が求められています。

ハッカーによる被害は日本でも
サイバー攻撃による被害が近年増加傾向にあるため、その対策ができるホワイトハッカーの確保と育成はどの先進国においても重要視されています。
日本でも個人情報流出の事件や公共のHPに殺人予告を載せたりするニュースがよく取り上げられるようになりましたよね。
これらの事件はシステムへの侵入やパソコンの遠隔操作などから発生していますので、ネットワークのセキュリティを強化する事はIT事業の進歩のためにも早急に行うべきとされています。
実際に2014年の1年間では世界各地から日本へのサイバー攻撃と見られる動きは、発覚しただけでも200億件以上と言われています。
発覚した分だけでこの数ですから、実際には途方もないサイバー攻撃を受けている可能性もあるのです。
もしかしたら気付いていないだけで
あなたのパソコンやスマホの個人情報も盗み見られている可能性があるのです。

ホワイトハッカーの確保は国を挙げて行われている
ネットワークセキュリティの重要度が増してきたため、日本政府もホワイトハッカーを国家公務員として採用する事にしました。
2020年に東京オリンピックが開催され、
外国人観光客が多く集まる事が予想されるからこそ、
今の内にネットワークのトラブルを未然に防ぐためのホワイトハッカーが必要だと、日本政府もホワイトハッカーの重要性に気付いたというわけです。
もちろん日本政府に直接サイバー攻撃を仕掛けてくる可能性が増加する見込みもあるため、ホワイトハッカーの人材を確保する事の重要度は数年前とは比較にならないほど高まっています。
その結果、
ホワイトハッカー人材確保のプログラムが2017年に開催される事になりました。
40人の定員に対して350人を超える応募が殺到したホワイトハッカー育成プログラム
2017年5月2日の時点でサイバー攻撃を防ぐホワイトハッカーを育成する政府のプログラムに、
わずか40人の定員に対して359人の応募があったことが分かっています。
このホワイトハッカー育成プログラムの締め切りは同年の4月末まででしたが、なぜこんなに多くの若者がこのプログラムに応募したのでしょうか。
どうもその背景には自宅でコンピュータの貴重なデータを使ってトレーニングできることや、このプログラムで学んだコンピュータのハッカー知識がさまざまな研究や業務に活かせることなどが人気の背景にあるようです。
プログラムを実施するのは総務省の所管機関である情報通信研究機構で日本国内に在住する25歳以下を対象に募集が行われ、これから応募者の選定が始まり5月12日までに40人が決定し月内にプログラムがスタートする予定です。
ホワイトハッカー育成プログラムの育成期間は1年間で自宅で学ぶ遠隔開発学習と、国内の主要都市で年に約6回ほど議論をしながら集中的に技術の共同開発を行う二つが予定されています。

ホワイトハッカーの更なる育成に期待
海外では実際にハッキングしたハッカーを
企業で雇用するケースもあるほどに、
ハッカーの人材確保と育成にはかなり力を入れています。
一方日本では、
ハッカーというとやはり犯罪者のイメージが強いため、
数万人レベルでセキュリティ対策の人材が不足しているとまで言われています。
ハッキングへの対策がここまで遅れているからこそ、
最近になって個人情報流出などのニュースが多く見られるようになったのです。
ハッカーのイメージを変えるべく、
サイバー甲子園などの大会で技術を競い合い、
サイバーセキュリティー人材育成講座などで技術者の育成や意見交換ができる場も徐々に増えつつあります。
政府のホワイトハッカー育成プログラムを皮切りに、
こういった技術者同士の交流の場が増え、
ハッカーに対するイメージが良くなっていく事に期待したいですね。
まとめ
このホワイトハッカー育成プログラムでは
それぞれの受講者のアイデアで
セキュリティー関連技術の開発を行うことで能力を磨く事ができ、
石川県の能美市にある技術センターから貴重な世界的にも最大規模な実際に起きたサイバー攻撃のデータが提供されます。
このプログラムの受講費は約50万円ですが、
学生の場合は費用が掛からないということも応募者が多かった理由かもしれません。
また日本のセキュリティ技術を盗もうと
海外のスパイが紛れ込んでいるのではという考えもありますので、応募者の選定にはしっかりと時間をかけて欲しい意見もあるほどです。
それほど予想以上の人数が集まっているという事ですね。
受講後は学んだハッカーの知識や技術を活かして、
ハッキングを防ぐソフトを開発したり起業したりすることが考えられます。
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