転売の有名な手法の一つに「アマゾンFBA」を使用する方法があります。
なかなか給料の上がらないこの時代、副業に精を出している人も多いでしょう。
なかでも人気があるのが「せどり」。安く仕入れて高く売る、いわゆる「転売」ですが、転売で儲けている人は、アマゾンを使っているって知っていました?
アマゾンが運営しているマーケットプレイスなら、個人でも商品を出品して売ることができるのです。しかも、やり方は超カンタン! さらにFBAを利用すると、もっとラクに販売することができます。そんなアマゾンで儲ける仕組みを詳しく解説しちゃいますね。
アマゾンならシロウトでも稼げる

アマゾンのマーケットプレイスには、個人でも出品可能です。実際、多くの人がマーケットプレイスを利用して、他から仕入れてきたものを転売したり、不要になった中古品を販売したりしています。
「アマゾンを使うなんてむずかしそう」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。誰でも超カンタンにできるんです。
マーケットプレイスとは?
マーケットプレイスとは、いってみればアマゾンの転売市場だと考えていいでしょう。たとえば、新刊本の販売ページの定価表示の下に小さく「¥〇〇より20中古品の出品」と書かれたリンクがあるはずです。
このリンクをクリックするとマーケットプレイスに飛び、多くの業者や個人が自由な価格でその本を転売しています。あなたも、このマーケットプレイスを利用して、商品を売ることができるんです。しかも、超カンタンに!
マーケットプレイスに出品するのは超カンタン
では、どれほどカンタンか、出品までの流れをみてみましょう。
1.売りたい商品をアマゾンの中から探す
マーケットプレイスはアマゾンが販売している新品に紐づけされているので、まずは売ろうと思っている商品をアマゾンの商品ページから見つけ出しましょう。
2.出品用のアカウントをつくる
商品ページの「カートに入れる」ボタンの下あたりに「マーケットプレイスに出品する」ボタンがあるのでクリック。名前や住所など記入するページに飛ぶので書き込みます。さしあたって必要なのは、クレジットカードと銀行の口座番号ぐらい。とてもカンタンです。
3.出品登録する
商品のコンディション、販売個数、販売価格、配送の方法などを選択し、出品の登録をします。
4.売れるまで待つ
あとはひたすら売れるまで待つだけです。
5.売れたら商品を送る
商品が売れると、アマゾンから「商品を出荷してください」という連絡が来ますので、自分で梱包して発送します。まあ、手間といえば、ここがいちばん手間でしょうか。
どうです、とってもカンタンじゃありませんか? これなら誰でも参加できるでしょう。
圧倒的なアマゾンの集客力を利用する
読まなくなった本はブックオフに売ってもいいですが、買取価格はめちゃくちゃ安いです。ネットオークション売る手もあります。でも、商品写真を撮ったり、落札者とやりとりして発送するなど、意外にたいへんそう。
でも、マーケットプレイスならやり方もカンタンだし、成約率も高い。なにより、アマゾンという圧倒的な存在感を利用して、たくさんの人にアピールできるメリットはとても大きいといえるでしょう。
FBAでラクラク販売

どうですか? マーケットプレイスに興味が出てきましたか。こんなにカンタンにマーケットプレイスを利用することができるのです。
でも、FBAを利用すれば、さらにラクに稼ぐことができるんです。
FBAってなに?
FBAは、「フルフィラメントby Amazon」の略で、アマゾンが提供する販売業務効率化サービスのことです。ユーザーは、よりラクに、よりカンタンに、マーケットプレイスを利用することができます。
では、いったいどんなことをしてくれるのでしょうか?
普通にマーケットプレイスを利用すると、仕入れた商品をマーケットプレイスに出品しても、商品自体は自分で管理します。そして、売れて出荷指示がきたところで、自分で梱包して発送するという流れになります。
1品、2品の商品を扱っているなら、自分で商品を管理し発送するのはそれほどたいへんではないかもしれません。しかし、扱う商品のロットや品数が増えると、在庫を保管する場所を確保しなければなりませんし、発送業務も複雑化していきます。
そんなとき利用するのがFBA、面倒くさい業務をアマゾンが請け負ってくれるのです。
FBAの利用方法
FBAを利用するのは、カンタンです。ネット上の出品管理ツール〈セラーセントラル〉で、FBAサービスを利用したい商品を選択。セラーセントラルで必要書類を印刷し、所定の形で商品に貼付して梱包、指定の宅配業者を通じて商品をアマゾンの倉庫に納入すればいいだけです。
後の業務は、いっさいアマゾン側が引き受けてくれます。
FBAのメリット

本格的に転売ビジネスをやろうとするときの強い味方、それがアマゾンFBAです。FBAのサービスを利用すると、こんなメリットが受けられます。
業務を効率化できる
商品の仕入れは、従来どおり自分でやらなければなりません。しかし、FBAサービスを利用すれば、商品をアマゾンに送ってしまえば、それ以降の業務をすべてアマゾンが代行してくれます。
つまり、商品の保管と在庫管理、売れた商品の梱包と発送は、すべてアマゾンがやってくれるのです。
面倒な作業はアマゾンにまかせ、商品が売れたお知らせと代金の振り込みをまつだけなんて、なんてラクチンでしょう。こんなに業務が効率化できれば、商品の仕入れのほうにも十分にエネルギーを注ぐことができます。
商品が売れやすくなる
じつは、FBAを利用することで、出品した商品が売れやすくなるといわれているんです。「業務がラクになったうえに、売れやすくなるの?」と驚く人もいるでしょうが、FBAを利用するユーザーさんの83.6%が「売上げが上がった」こと(アマゾン調べ)を実感しています。
なぜ、FBAで商品が売れやすくなるのか? その理由は、いくつかあります。
1.決済方法が広がる
自己発送のマーケットプレイスでは、購入者の決済方法は基本的にクレジットカードです。しかし、FBAを利用すると、代金引換やコンビニ、ATM、ネットバンクなど、さまざまな決済方法に対応するようになるのです。
なんらかの理由でクレジットカードをもっていない人もいるでしょうし、代金引換がいいという人もいるでしょう。クレジットカードのみの支払いより、いろいろ支払い方法が選べる商品のほうが、購入者をひきつけるのは、ある意味当然のことです。
2.送料が無料になる
FBAを使うと、購入者の送料は無料になっちゃうんです(一部を除く)。自己発送のマーケットプレイスでは送料は購入者負担ですから、これは購入者にとっては大きな魅力です。
これも、FBAで売上げが上がる要因になりますね。
3.アマゾンブランドで信用力アップ
FBAを利用すると、出品者名の下に「Amazon.co.jp配送センターより発送されます」と表示されます。
アマゾンが発送しているなら、購入者は安心ですよね。「ちゃんと商品は届くのだろうか」「粗悪品が届くんじゃないか」といった不安は、アマゾンが発送という表記で吹き飛んでしまいます。
これぞアマゾンブランド、FBA利用者はこのアマゾンブランドを身にまとって商品を売ることができるわけです。
3つほど売れやすくなる理由をあげましたが、けっこう強力ですよね。FBAを利用すると売れやすいというのも納得です。
ちょっと割高でも売れる
FBAなら、ちょっと割高な価格設定でも売りやすくなります。それは、決済方法が拡大することと、アマゾンが発送してくれるという信用力が大きくものをいうからです。
クレジットカードをもっていない人や、クレジットを利用するのが嫌な人は、多彩な決済方法が可能になるFBAの商品から選択することになります。また、安心して買い物をしたい人は、「アマゾンが発送する」FBA商品を好みます。そのため、ちょっと割高な価格をつけても売れていくのです。
しかも、この傾向は価格の高い商品ほど顕著になります。それはそうですよね。高い商品を買うなら、信用のあるところから買いたいと思うはずです。自己発送者より高い価格をつけても売れるのには、こうした理由があるのです。
FBAと自己発送の利益を比較

さて、自己発送のマーケットプレイスとFBAのメリットをお話してきましたが、もっとも気になるのは利益ではないでしょうか。自己発送もFBAもアマゾンを利用するわけですから、当然手数料をとられます。FBAはアマゾンが業務を代行してくれるので、自己発送よりも割高です。
じゃあ、どっちがお得なの? 比べてみましょう。
費用はどれくらいかかる?
マーケットプレイスを利用する際にかかる費用は以下のものです。
1.販売手数料
商品によって異なるが、だいたい10~15%ぐらい。
2.カテゴリー成約料
商品カテゴリーに応じて100円程度とられる。
3.基本成約料
小口契約の場合は1商品100円、大口契約の場合は月4900円。FBAを利用すると、これにプラスして発送代行手数料と1カ月あたりの在庫保管手数料がかかります。
これをもとに、マーケットプレイスを自己発送で利用した場合の費用と利益を考えてみましょう。
自己発送の場合の利益がこちら
300円で仕入れた本が、マーケットプレイスで1000円で売れたとします。するとかかる費用は以下のとおりになります。
販売価格 1000円
販売手数料 -150円
カテゴリー成約料 -65円
基本成約料 -100円
送料 +257円(購入者負担)
差引入金額 942円
942円が入金額になりますが、発送は自分で行わなければいけないので、送料費として200円、仕入れ値300円を引くと、442円の利益がとれる計算になります。
FBAの場合の利益がこちら
同じく300円で仕入れた本をFBAを利用してマーケットプレイスで売ったときの費用を計算してみましょう。
販売価格 1000円
販売手数料 -150円
カテゴリー成約料 -65円
基本成約料 -100円
発送代行手数料 -163円
在庫保管手数料 約-6円
差引入金額 522円
ここから仕入れ値300円を引くと222円の利益ということになります。
総合的に比べてみると
あれれ、自己発送の場合の利益が442円、FBAが222円、倍近く違う。「これなら、自己発送でマーケットプレイスを使ったほうがトクじゃん」と思う人もいるかもしれません。
でも、ちょっと待ってください。
先ほど、FBAならちょっと割高でも売れるとお話ししました。では、1300円で売ってみましょう。かかる費用をシミュレーションすると、差引入金額は777円となります。仕入れ値を引くと477円、自己発送とほぼ同じになります。
面倒な業務をアマゾンがやってくれて、自己発送と同じ利益をとれるのですから、FBAはけっこう使えると思いませんか?
結果的にいうと、販売する商品が少なければ自己発送のほうがお得になる可能性が高いですが、ある程度販売点数が多くなると、FBAを利用したほうが断然儲かるということになりそうです。
業務効率化によって、仕入れに多くの時間をさくことができ、売れ筋商品を仕入れやすくなるというメリットもありますしね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
アマゾンのマーケットプレイスを自己発送で利用する場合と、FBAサービスを利用する場合について詳しく解説してきました。個人が家にいながらにして、日本中、いや世界中の人を相手にビジネスできる環境があるのですから、これを利用しない手はありません。
上手に利用すれば、転売で大きく稼ぐことも夢ではありません。みなさんも挑戦してみては?
投稿者プロフィール

最新の投稿
節約・貯金・お金2016.09.13【はじめてのSIMフリー】5分でわかる副業の相棒、格安スマホ!
副業で稼ぐ方法2016.09.05【転売で稼ごう!】アマゾンFBAで儲ける仕組みを超具体的に解説
節約・貯金・お金2016.09.01【貯めてる人は実践している】 ドンドン貯まる!貯金のコツ 8選!!
その他2016.09.01しっかりと相手に伝わる文章表現の技術(ビジネススキルアップ)
コメントを残す