次々に明るみに出る旅行会社「てるみくらぶ」のずさんな経営の実態

2017年3月24日にツアーの航空券が発券できなくなったり、ツアー旅行が中止されたりするなどの報道の3日後に、旅行会社「てるみくらぶ」は自己破産を東京地方裁判所に申請しました。
「てるみくらぶ」に支払った旅行代金が一部しか弁済されない被害者の人数は約9万人で、負債総額は151億円ですが関連会社と合わせると約217億円にのぼり、旅行業としては過去3番目の規模です。
次第に「てるみくらぶ」のずさんな経営の実態が明るみに出ています。
そこで今回は「てるみくらぶ」がこれまでどんな経営を行ってきたのかと、日本の格安旅行会社の実情について詳しく検証してみます。

8年前からすでに経営が悪化していた「てるみくらぶ」の実態

これまでの調べでは少なくとも3年前から実際は赤字経営であったにも関わらず、黒字経営と粉飾していたことが次第に明るみに出ています。
さらにその後の調べでは「てるみくらぶ」は実は8年前にも今回と同様に資金繰りが悪化し、債務不履行に近い状態に陥っていたことが判明しています。
この時は格安の旅行ツアーを大量に企画してそれを現金を販売し、なんとか倒産は回避したようですが当時から「てるみくらぶ」の資金繰りは厳しかったようです。
背景には円安による利益率の悪化に加えて対面販売を行ったり、添乗員を増すなど人件費が経営を圧迫していたも分かってきました。

謝罪会見で号泣しながら語った山田千賀子社長の経営能力

謝罪会見では号泣しながら「本当に申し訳ないと思っている。とにかくみなさんのお役に立つことだけを思っていままでやってきた」と語っていた山田千賀子社長は島根県の出身で、神奈川県にある大学を卒業後は旅行代理店に就職し添乗員として活躍し、32歳という若さで社長になったやり手のキャリアウーマンです。
しかし2014年頃から粉飾決算をしていた疑いが持たれている上に、そんな状態にも関わらず2015年から新聞広告を始めるなど山田千賀子社長の経営能力にも問題があったようです。

まとめ

2017年4月23日に旅行代金を支払ったまま未だに弁済されていない被害者の方々が都内で被害者の会を結成し、山田社長に対して民事訴訟を起こし損害賠償を求めることも視野に入れているとコメントしています。
また山田社長はユーミンが大好きだったようで大幅な赤字経営に転落していたにも関わらず、7年間で約3億円も音楽イベントに協賛を続けていたことも分かっています。
被害に遭われた方々のことを考えると、山田社長の経営責任は大きいと言えます。

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