価格自由化と再販売価格

資本主義経済の日本では価格自由化が原則で、需要と供給に基づいて商品の小売価格が決められています。
それに対して再販売価格とはメーカーが小売業者に対して、その商品の小売価格の値段の変更をさせずに定価で販売させることを指します。
この再販売価格は資本主義経済の観点から消費者の利益を損なうため、日本など資本主義経済の国では独占とみなされ禁止とされています。
ただ価格自由化が原則の日本でも原価を割る小売価格で販売されている商品もあります。
そこで今回は価格自由化と再販売価格について、詳しく検証してみます。

農水省が安売りの歯止めを公正取引へ指針した豆腐

豆腐や卵などはスーパーなどでよく、特売品としてチラシ広告が出ています。
消費者にとってはとても有難いことですが、メーカーにとっては実は死活問題です。
特に豆腐の場合は日持ちがしないことから、スーパーの特売の対象になりやすいことが問題になっています。
豆腐製造業は高齢化問題やスーパーなど小売店の不当廉売などによって廃業が相次ぎ、ピークの1960年の5万軒から7500軒にまで減少しています。
豆腐はスーパーなどから一方的にセールを行うため価格の引き下げを通知されるケースが後を絶たないことから、農水省が食品製造業では初めてとなる指針が策定されました。

今も残る再販売価格の商品

日本では再販売と呼ばれるメーカーが希望する定価で販売させることは独占禁止法で、不公正な取引方法に該当するとして原則として行えません。
ただたばこ事業法で定められているタバコや例外として書籍・雑誌・新聞・音楽ソフトなどは、指定再販商品として公正取引委員会から特別に指定を受けています。
音楽ソフトとは具体的にレコード・カセットテープ・音楽用CDのメディア4品目で、以前は医薬品も再販売価格の商品でしたが消費者からの批判もあり現在は指定が取り消されています。

まとめ

豆腐や卵などはスーパーで安く売られていて、私たちとしてはとても助かっています。
しかしそのために生産者が被害を受けているとすれば、是正を行っていくのが当然のことです。
医薬品も日本では定価販売が当たり前ですが、海外では薬局によって価格が異なります。
価格の自由化は消費者にとってはメーカー間の競争で価格が安くなりとても有難いことですが、メーカーにとっては価格競争で生き残るのは容易なことではありません。

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Sideline. Lab 編集部
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